ネガティブ・スクリーニングは、ダイベストメント(投資撤退)を含むもので、道徳的・倫理的に望ましくない対象、例えば軍需・たばこ・ギャンブルなど特定の業界や企業を投資対象から除く方法。投資ユニバースの決定段階ですでに除外されるため、銘柄はESGスコアのスクリーニング対象にすらならない。
日本のアンケートだとネガティブ・スクリーニングの定義に混乱が見られ、ESGのさまざまな項目によるスクリーニングで相対的に望ましくない銘柄を除外しているというポジティブ・スクリーニングあるいはESGインテグレーションを誤ってネガティブ・スクリーニングと答えている可能性がある。
これは本来のネガティブ・スクリーニング(何に投資するかを決めるスタートの段階となる投資ユニバースの決定で除外)には当てはまらず、ポジティブ・スクリーニングあるいはESGインテグレーションに分類される投資と考えられる。
「持続可能性を巡る課題を考慮した投資に関する検討会(ESG 検討会)報告書」
環境省(2017)
「ESG 金融懇談会」
環境省(2018)
"The Performance of European Socially Responsible Fixed-Income Funds"
Leite and Cortez
"VALUATION EFFECTS OF CORPORATE SOCIAL RESPONSIBILITY"
Fatemi et al (2015)
"Long-term Financial Performance of Corporate Social Responsibility"
Shirasu and Kawakita(2019)
国連責任投資原則「変化する展望:ESG、信用リスク、格付け」
PRI(2017)
東京大学公共政策大学院「第6回金融資本市場のあり方に関する産官学フォーラム」(2020)
議題「ESG投資とフィデュシャリーデューティー」
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