2010年7月5日月曜日

『オレたちバブル入行組』 池井戸潤

池井戸潤の『オレたちバブル入行組』を読む。池井戸はオレとほぼ同世代。
「正直なところ、半沢は、銀行という組織にほとほと嫌気がさしていた。古色蒼然とした官僚体質。見かけをとりつくろうばかりで、根本的な改革はまったくといっていいほど進まぬ事なかれ主義。蔓延する保守的な体質に、箸の上げ下げにまでこだわる幼稚園さながらの管理体制。なんら特色ある経営方針を打ち出せぬ無能な役員たち。貸し渋りだなんだといわれつつも、世の中に納得できる説明ひとつしようとしない驕慢な体質・・・。
もうどうしようもないな、と思う。」
本当にどうしようもない。

運用開発杯@スパ袋田GC


第1回運用開発グループ・コンペをスパ袋田GCで開催した。昼飯つきで9200円と安い。そのかわり、遠い。高速を降りてから延々と山道を走る。
フェアウェイがやや荒れたところがあった。また前日の雨で芝生がぶよぶよしていたところがあった。途中から雨も降り出した。山の上にあるコースで起伏が多い。グリーンもほとんどが斜めになっていてパットが難しい。
結局80+74=154だった。
終わった後の温泉は気持ちいい。帰りの高速で眠くなったので東海SAでまったりと休む。

2010年7月1日木曜日

論文を修正し再投稿

レフェリーコメントを踏まえた修正がようやく終了して、今日、論文を再投稿した。けっこう大変だったな。でも、修正したことによって明らかに前の論文よりは良くなっている。さすがレフェリー、ありがたいことです。これでダメだったらもうこの論文は諦めよう。他の仕事が手に付かなくなる。

前に注文していた『More money than God』がようやく届く。まだ読み始めてはいないのだが、ヘッジファンドについていろいろ書かれているので非常に楽しみ。こういうのを読んでモチベーションを上げていかないと、やってられないよ。

2010年6月26日土曜日

HANABI Mr.Children

さよならが迎えに来ることを
最初からわかっていたとしたって
 もう一回 もう一回
 もう一回 もう一回
何度でも君に逢いたい
めぐり逢えたことでこんなに
世界が美しく見えるなんて
想像さえもしていない 単純だって笑うかい?
君に心からありがとうを言うよ

逢いたくなったときの分まで
寂しくなったときの分まで
 もう一回 もう一回
 もう一回 もう一回
君を強く焼き付けたい
誰も皆 問題を抱えている
だけど素敵な明日を願っている
臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?
 もう一回 もう一回
 もう一回 もう一回

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切ない、いい歌だな。「波風がたった世界を」のところでFm7, F7/A, B♭m7というコード進行になる。最初のサビの「もう一回 もう一回」のときはF7/Aが入らない。このF7/Aのセブンスの響きが悲しく切なくわれわれの心を揺さぶる。ビートルズもよく使ったテクニックだ。桜井はこの使い方がうまい。天性のものなんだろう。
人生はうまくいかないことばかりだ。でも、いい音楽や小説はわれわれの心をなぐさめ、勇気づけてくれる。

2010年6月22日火曜日

シェーンブッハー 『クレジット・デリバティブ』


 良い本だと思う。タイトルはデリバティブとなっているが、クレジット・リスク・モデル全体について 体系的にきれいにまとめられている。ダフィー&シングルトンが昔のペーパーを集めてまとめ直した雰囲気があるのに対して、こちらは本としてきちんと整理されている印象。
 いつものように、細部にはこだわらないで全体をサラッと眺めたあと、詳しく読み始める。3章が『クレジット・スプレッドと債券価格に基づく評価』で”リスク・ニュートラル確率”、”インプライ生存確率”、”条件付き生存確率”、”インプライド・ハザード・レート”などの重要な概念が定義されて、”回収率のモデル化”、”基礎単位による評価”などが説明される。続く4章が『数学の準備』。「点過程やジャンプ過程の確率解析の議論は形式主義的なので、初心者にはとっつきにくいものかもしれない」というとおり、とっつきにくい。とっつきにくさの一因は英語の用語に対する日本語訳が本によって微妙に異なるために混乱するせいだと思う。数学、特に確率論を専門にやってきた人なら、数式ですっきり理解できるんだろうけど。日本語の意味が分かりにくいときは英語で読んだほうが意味を掴みやすいときがある。

default indicator function デフォルト特性関数
counting process 計数過程
predictable compensator 可予測な補正過程
marked point process マーク付き点過程

4.4の強度あたりから、日本語だけではイメージできなくなってくる。”補正過程は計数過程における局所ジャンプ確率の移動強度になっている。”、”ジャンプ強度”、”ジャンプ測度”、”補正測度”、”ランダム測度”。

”いくつかの正則条件のもとで、到達強度は次の時点の(条件付き)ハザード・レートと一致するから、強度は停止時刻の局所的到達率である。同時に、強度はデフォルト特性関数の補正過程を定義しており、モデルの変数の(確率だけではなく)変動を表現する重要な道具である。それゆえに、デフォルト時刻の強度は多くのデフォルト・リスク・モデルの核になっている。”
”基本的に、計数過程には2つのあい異なる捉え方がある。1つは確率過程と(強度を含む)可予測補正過程の見地からの捉え方であり、もう1つは(ハザード・レートを含む)次のジャンプ発生時刻の分布を分析する手法という捉え方である。”
”本書が取り扱う範囲では強度と条件付局所ハザード・レートは常に一致する。”

シェーンブッハーだけだとモヤモヤなので、中川先生のFRMの授業のレジュメを見て理解する。このクラスの資料は大変素晴らしい。今読んでやっとその価値が理解できる(笑)。

2010年6月14日月曜日

はやぶさ、アポロ13、ガンダム




『はやぶさ』の大気圏突入の映像は美しかった。カタルシスを感じる。本体が花火のように燃え尽きる中、無事に切り離されたカプセルが下降していく。ガンダムで俺が一番好きなシーンである、「ザクが燃え尽きる中でアムロがマニュアルを見ながらガンダムを大気圏突入させるシーン」を思い出してしまった(笑)。
『はやぶさ』で一番すごいと思うのは、4台のイオンエンジンの最後のひとつも故障して動かなくなったとき、壊れたエンジンの機能する部品を巧みに組み合わせて1台を復活させていることである。どうやってそんなことが可能になるのだろう。すごい技術だ。そして「最後まで諦めないという不屈の精神」を感じる。
そんなエピソードから映画の『アポロ13』を思い出した。これも宇宙物の実話だが、「最後まで諦めないという不屈の精神」が描かれている。大変お奨めの映画です。
人生には運、不運もあるし、くじけそうになるときもある。でも、「最後まで諦めない」で立ち向かう姿勢が大事だと思う。