非常におもしろかったです。お薦め。後半がどんどんおもしろくなるのだが、ネタばれになるのでもちろん言わない...
「『探偵小説とは、ハッピーエンドになる悲劇なのだ』とレイモンド・チャンドラーは1949年に書いている。物語の中の探偵は、私達を殺人に直面させることでスタートし、私達を赦免することで物語を終わらせる。探偵は、私達の嫌疑を晴らしてくれる。不明確な状態から私達を解放してくれる。私達を、死に臨む状況から救ってくれるのである。」
ちなみに10月1日のNHK BSプレミアム「週間ブックレビュー」で黒鉄ヒロシさんがこの本を取り上げるようです。この日の特集は池上彰さんの「世界を変えた10冊の本」。