2012年8月15日水曜日
スティーブ・ジョブズに関する2つのDVD
スティーブ・ジョブズに関する2つのDVDを借りてきて見ました。私はPCの歴史については割りと詳しいのですが、アップル社の製品は一つも持っていなくて、ジョブズについても特に思い入れはありません。
その二つとは『スティーブ・ジョブズ:ラスト・メッセージ ~天才が遺したもの~』と『スティーブ・ジョブズの真実』です。
結論から言うと、『スティーブ・ジョブズ:ラスト・メッセージ ~天才が遺したもの~』は、ジョブズの身近にいた人に丹念にインタビューを行ったもので、ジョブズの良い面も悪い面も取り上げてジョブズの真実に迫っているのに対して、『スティーブ・ジョブズの真実』はジョブズとは直接関係のない人がジョブズ賛辞を述べるだけであり、非常に表面的にジョブスとアップルの歴史をなぞっているだけです。
ということで、どちらかと言えば私は『スティーブ・ジョブズ:ラスト・メッセージ ~天才が遺したもの~』をお薦めします。しかし、どちらにも英文字幕がないのは残念です。
いくつか、印象に残った言葉を引用。
「彼らはオタクかヒッピーに大別される。ジョブズはヒッピーでウォズはオタクだ。ヒッピーは理想を掲げオタクが実現する。ヒッピーは女を知っているがオタクは知識だけ。そんな具合で2人はお互いが必要だった」
「スティーブには人を口説く天賦の才があった」
「大学を中退したジョブズはインドへの旅で仏教を学んだ。これもまた彼に強い影響を与えた」
「物事の真理を求めており、答えを見つけるためにここを訪れた。スティーブは禅の考え方に魅せられていた。禅はこの世にある物事の関係性を説き、それを芸術で表現する。スティーブは特に書道に興味を示した。線と空白の間の関係性を認識していた」
「格言好きで、よく言うのはピカソ。『優れた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む』。”最高の言葉”らしいが、こっちは意味不明さw」
「彼と出会った者は必ず、”魅了 無視 罵倒”の3つの段階を通らねばならない。基準は”必要な人材か”。自分に必要な間は大切にするが、働きに満足できないと罵倒し、最後には捨てるんだ」
「そりゃ、おもしろくないさ。人間の扱いとは思えなかったね」「皆、最後は裏切られた」
倒産まで3ヶ月のアップルに戻った彼はこう告げた。「振り返るな。過去の栄光など関係ない。世界初のパソコンをヒットさせたとか、そんな名声や成功は忘れてしまえ。今の我々は裸一貫だ。そこから再出発する」
「スティーブの復帰後、開放的で奇抜が売りのアップル社は変わった。厳しく統制された企業に変身したんだ。自社の財務状況を的確に把握していた。スティーブがシビアに管理したからだ」
「最終的に社を救ったのはゲイツの資金援助だ。彼は1億5000万ドルをアップル社に投資し、代わりに議決権なしの株式譲渡を受けた。加えてMac用Officeの提供を続けると約束した」
ジョブズは「謙虚さを学び、ビジネスマンとして成長してた」。「スティーブは変わったね。その最大の原動力は失敗だ。そこから学んだのさ」
「あることに気づけば、人生は広がる。君の生活を形作っているのは、自分と同じ人間ということさ」、「人生というのは指を突っ込んだら反対側から何か飛び出すもの。つまり人生は変えられるんだ。それに気づくことだよ」 (スティーブ・ジョブズ)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿