2011年10月10日月曜日

日経 「ヘッジファンド型投信」

2011年10月10日の日経・資産運用面で「ヘッジファンド型投信」を取り上げている。

「現在は108本が運用されている。リーマンショックからの3年間で比較可能な48本の平均は8%強のマイナスで同期間の日経平均32%下落とくらべると、下げ相場で耐えるという特徴が表れる。プラスは13本。マーケット・ニュートラル好調。住信アセット「LSオープン」(11%、2億円強)、日興アセット「日本株コアα」(7%、5億円弱、来年4月に繰り上げ償還)。他のヘッジファンド型投信も昨年までに設定された投信は大半が100億円に満たない。
投信市場では新興・資源国の資産で運用し、毎月高額の分配金を出す商品に人気が集中してきた。ヘッジファンド型投信は『特に日本株型は期待収益率が低く、資金が集まりにくい』(住信アセット)ことに加え、運用内容が複雑で対外的な情報発信が不十分なことも多い。『収益の源泉が分かりにくいことから、個人に本格的に普及していない』(マネックス証券)
野村アセットの「グローバルトレンド」はシリーズ合計残高が2000億円を超えた。日興アセットの「フォーシーズン」は地銀などが扱う。『個人向け商品で最も大事なのは透明性』(辻村アクティブ運用本部長)との考えから、運用は相場動向が把握しやすい先進国通貨のロング・ショート。
『個人の多くはまだ、ヘッジファンドが資産を守るための商品だと認識していない』(大和証券の関根投信部長)。「『いまもうかりそう』ではなく、『ポートフォリオを組む上で必要』という発想で選ばれるようにならないと定着しないだろう」(福田啓太FP)。」
今年設定の主なヘッジファンド型投信として、他にも『GTE資産成長型(東京海上アセット)』、『GAMエマージングストラテジー(日興アセット)』、『日本株ロング・ショート戦略(ユナイテッド)』、『エマージング・ロングショート(ブラックロック)』など。
注意点として、初期費用・コストが高めなことも指摘。

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