トレンドフォロー戦略について調べていたら、その名もtrendfollowing.comというウェブサイトを見つけた。
「ファンダメンタルズは死んだ。バイ・アンド・ホールドは死んだ。インデックス投資は死んだ。
優れたリターンのための解決策は100%システマティックな戦術だ」と主張している。
私はここが売っているDVDを見たことはないし、お薦めしているわけではない。正直、20万円は高いと思うので、買う人は自己責任でお願いします。
私が興味を持ったのは下のほうに出ていた「偉大なトレンド・フォローイングのトレーダー達」の欄。
松坂のいるボストン・レッドソックスのオーナー、ジョン・ヘンリーと並んでブルース・コフナー、マイケル・マーカス、エド・スィコータもトレンド・フォロワーとして紹介してある。この三人はシュワッガーの「マーケットの魔術師」に出ていたので、前からトレード・スタイルが気になっていた。タートルズのリチャード・デニス、ウィリアム・エックハートもトレンドフォロワーだと思う。リチャード・デニスも「マーケットの魔術師」に出ている。ウィリアム・エックハートは「新マーケットの魔術師」に出ている。また「マーケットの魔術師・システムトレーダー編」に出ているビル・ダンもトレンドフォロワーとして紹介してある。
トレンド・フォローイングは投資戦略としてはかなり堅実性が高いと思われる。特にコモディティ市場とトレンドフォロー戦略は相性がいいと思われる。CTAはほとんどがトレンドフォロー戦略だと思う。では、なんでトレンドフォロー戦略は堅実性が高いのかのつらつら調べていると、システムトレーダーのツチヤさんが既にブログにきれいにまとめられていて、それを読んだらモヤモヤしていたものがスッキリした。さすが、ツチヤさんですね。
「トレンドフォローというゲームは、個別銘柄のトレンド発生についてポジションを建てそれに乗るゲームというよりも、よりトレンドフォローに適した銘柄/アセットに適切に資金を移動させるというアセット・アロケーションの巧拙を競うゲームなのである。 ここにおいて、超過リターンの源泉というか工夫し甲斐があるのは後者であり、従って前者のトレンド発生のシグナルそのものはあまり改良に執着しなくてもよいことも多いことになる。」
「現に、タートルズが使っていたトレンドフォロー戦略のアルゴリズムは現在のマーケットではもはや以前のようには機能しない。 市場は昔ほど単純ではなくなったからである。 これは私がエックハート本人から直接聞いたことである。 エックハート自身が使っているトレンドフォロー戦略もいまは全く違うものだ。」
ツチヤさんはエックハートと直接お話されたことがあるのですね。
1 件のコメント:
こんばんは
私のブログを参照していただきましてありがとうございます。
>ツチヤさんはエックハートと直接お話されたことがあるのですね。
トレンド・フォロアーの中では、ウイリアム・エックハート、ジョン・ヘンリー、キース・キャンベル、エド・シコータ、トム・バッソに仕事がらみなので会ったことがあります。 彼らに会ったからといって、何か特別なことを教えてもらえるわけではないのですが、とりあえず疑問に思っていたことをここぞとばかりに聞きまくって解消しました(笑)。
不思議なことに彼らにはちょっと共通した雰囲気があって、物静かで慎重に考えながら会話を運びますので、なんだか理科系の大学教授と話しているような錯覚を覚えます。
あと、これは個人的な印象ですが、彼らはCTAで成功するにあたって、ビジネスパートナーに恵まれたと思います。
KAMEさんのブログはいつも楽しみに拝見しております。 これからもどうかよろしくお願いいたします。
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