2014年10月18日土曜日

『桶川ストーカー殺人事件 -遺言』

「桶川ストーカー殺人事件」を読むと、いざというときに警察はまったく頼りにならないということが良くわかる。埼玉県警上尾署、ひどい。「告訴状」を勝手に「届出」に改竄するなんてありえない。被害者には告訴は取り下げてもまたできると嘘を教えているが刑事訴訟法では一度取り下げると告訴できない。

ストーカーというと単独犯のイメージだけど、桶川ストーカーの異常さは、ストーカーがその筋の人にお金を払ってい集団で嫌がらせや殺人をさせたこと。そして警察がちゃんと捜査しようとしないこと。

桶川の事件は、写真週刊誌FOCUSのスクープだったんだけど、それがテレビで取り上げられ、政治家が取り上げたことでストーカー規制法が成立するんだね。やはりテレビの影響力は大きい。

告訴状をつき返した上尾署のM次長は、後にM次長によって左遷させられたという警察官によって放火されている。その警察官は刑務所で自殺している。

「桶川ストーカー殺人事件」の著者、清水潔氏によると、全国の警察のうち雑誌取材の対応ぶりワーストスリーは埼玉県警、京都府警、北海道警なのだそうだ。

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