2012年1月21日土曜日

金融数理の基礎 第13回

数理ファイアンスへの応用:離散時間モデル

数理ファイナンスで離散時間モデルを導入する方法としては、次の2つが一般的
(1)「d資産×m状態」といった多資産で有限状態の世界を考えて、線形代数や初歩的な関数解析の知識に基づいて議論を展開(ダフィー「資産価格の理論」、ランベルトン、ラペール「ファイナンスへの確率解析」など)。
(2)2項モデル(Cox-Ross-Rubinsteinモデル)に集中し、連続時間のBlack-Scholesモデルへのショート・カットを目指す(ハル「フィナンシャル・エンジニアリング」、シュリーヴ「ファイナンスのための確率解析1」など)。
この授業では(2)の観点。
二項モデルの定式化。離散時間。
(1)安全資産:各時点のリターンが確定的(時間の関数)
(2)危険資産:各時点のリターンが不確実(確率過程)
(3)デリバティブ:将来のペイオフが不確実なもの。危険資産の不確実性と連動(ペイオフが危険試算価値の関数)。(確率過程)
デリバティブは(1)と(2)の組合せで複製できる。

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