2010年1月26日火曜日

統計科学の数理 第12回 生存分析と信用リスク測定

ロジスティック回帰分析(特定時点までのイベント発生確率)、生存分析(イベント発生確率の期間構造)。デフォルト確率はパブリックな情報のモデルでも精度高い。累積デフォルト確率(時点tまでにデフォルトを起こす確率)、生存確率(時点tにおいて生存している確率)。

デフォルト確率の密度関数は時点tにおけるデフォルト確率の変化率。
条件付デフォルト確率(時点tまではデフォルトを起こさないが、その後時点sまでの間にデフォルトを起こす確率)
ハザード率は時点tにおいて生存している企業が次の瞬間に倒産する強度。

生存分析は、生存確率をモデル化しても、ハザード率をモデル化してもよいが、ハザード率の方が制約が緩く、楽。

比例ハザードモデル(リスク変数の影響が時間に依存しないと仮定)
ベースライン・ハザード(①パラメトリック{指数分布、ワイブル分布}、②ノンパラメトリック{コックス回帰})

デフォルト時間が観測できないので最尤法が使えない。
尤度関数の一部だけ最大化する。
部分尤度関数のフィッシャー情報量。

マーティンゲール表現定理、マーティンゲール中心極限定理。

生存分析は「証券化と財務分析」「ファイナンシャル・リスク・マネージメント」でみっちりやったので、それの復習。

修論は、みなさん製本に回されたようでよかった。

0 件のコメント: