2010年7月5日月曜日

『オレたちバブル入行組』 池井戸潤

池井戸潤の『オレたちバブル入行組』を読む。池井戸はオレとほぼ同世代。
「正直なところ、半沢は、銀行という組織にほとほと嫌気がさしていた。古色蒼然とした官僚体質。見かけをとりつくろうばかりで、根本的な改革はまったくといっていいほど進まぬ事なかれ主義。蔓延する保守的な体質に、箸の上げ下げにまでこだわる幼稚園さながらの管理体制。なんら特色ある経営方針を打ち出せぬ無能な役員たち。貸し渋りだなんだといわれつつも、世の中に納得できる説明ひとつしようとしない驕慢な体質・・・。
もうどうしようもないな、と思う。」
本当にどうしようもない。

0 件のコメント: