HMV銀座店も閉鎖だったのね。山野楽器まで行ってロドリーゴ・イ・ガブリエーラの「激情ギターラ!」のCDを買う。まだ天国への階段しか聴いてないけどなかなか良いです。ついでに前から欲しかった「ガメラ 大怪獣空中決戦」と「ブレードランナー」のDVDを買う。
「ブレードランナー」はビデオでしか持っていなかったのでうれしい。オリジナル劇場版とディレクターズカット版でエンディング等が違っている。私はオリジナル劇場版が好き。このDVDではそれらの3つのバージョンが収録されていてお得。
ついでに「フェイスブック 若き天才の野望」を買ってみた。まあ、読む暇ないんだが。実名主義のフェイスブックが「そのクラスを他の誰が受講しているかに、非常に強い関心」がある「人一倍プライドの高いハーバード学生たち」の中から生まれてきたのはある意味、必然か。
1/27の日経夕刊文化面の林田直樹さんの「超絶技巧列伝4」がおもしろい。ディープ・パープルの演奏の本質は「一触即発の暴走感」、「ぎりぎりのところで調和を守るスリリングなアンサンブル」w。
「リッチーの存在は、当時のすべての少年たちが憧れる何物かを体現していた。ワルであること。妥協しないこと。仲良しグループの友達の輪の中にあって、常に危険な、しかしなくてはならない存在であること。バンドにおけるリードギターの精神的理想にさえなった」
「(イングヴェイの音楽は)どんなに表現は激しくともそこには一種の余裕がある。完成度の高い創造物だけが持つしなやかな官能美がある。おそらく彼はパガニーニやリストがヴァイオリンやピアノで成し遂げた前人未到の演奏芸術を、ロックギターの世界で再現しようとしたのだ。」
林田さんによると「ロックというカテゴリーを飛び出した、全く新しいタイプの超絶技巧ギタリストとして、メキシコ出身の男女ギターデュオ、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラが注目される」らしい。幻惑的なまでに美しいらしい。おお、ぜひ聴いてみたいとおもい購入。
英語のandをスペイン語で”イ(y)”といいます。ロドリーゴ・イ・ガブリエーラは「ロドリーゴとガブリエーラ」の意味ですね。男性名詞はオの母音、女性名詞はアの母音で終わるのでロドリーゴは男、ガブリエーラは女だと分かります。しかし「激情ギターラ!」という邦題はひどいね。
「超絶技巧演奏家は現れ続けるだろう。機械化によって堕落させられた人間の自発性の復権に他ならないからだ。超絶技巧演奏家とは、ひとりの人間のなしうることの偉大さを証明する存在なのだ」
超絶技巧演奏家で私が思い浮かべるのはジャズ・ピアニストの上原ひろみ。
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