ステート・ストリート・グローバル・マーケッツ主催の第7回 リサーチ・カンファレンスに行ってきた。場所は東京ミッドタウン。既にクリスマス・イルミネーション。
(1) 2011年 マクロ的展望: ”オール・オア・ナッシング”が当たり前に SSGM ティモシー・グラフ
(2) 投資家行動のイノベーション: リスク志向における為替収益性のインパクト SSGM ジョン・アラバジス
(3) レジーム・シフトとダイナミック・ポートフォリオの構築 SSA デービッド・ターキングトン
(4) ダウンサイド・プロテクションと流動性マネジメント SSA サイモン・ミルグレン
(5) システミック・リスクの測定手法 SSA ウィル・キンロー
(6) 座談会: 「嵐の後のノルマルシー」
アステラス企業年金基金、日産自動車財務部、日東電工企業年金基金、ラッセル・インベストメント
SSGAは、State Street Global Marketsの略、SSAはState Street Associatesの略。SSAはステート・ストリートのグループ会社だが、独立していて、高度なリサーチやアドヴァイスを行う組織らしい。ハーヴァードと関係があるらしい。
年金基金の方々の座談会がおもしろかった。直接、年金の方々のお話を聴くのは初めてだったのだが、本音でいろいろと語っておられた。ダウンサイド・リスクの管理が最大の課題。先物・オプションの活用。リバランス。日本株式のウェイト。オルタナティブの扱い。アクティブ、パッシブの比率、など。
日本株に関しては日東電工企業年金基金は日本株は全てロング・ショートに変更するということだった。日本株にはプラスのβが期待できないという考え。他の基金の方も株式のリスクは減らしたいという考えだが、長期的な成長を考えると株式のエクスポージャーもある程度持ち続けざるをえないという認識。その際にどうやって株式のリスクをコントロールするか。
3 件のコメント:
はじめまして。
大変興味深く読ませていただいております。
日本株のウェイトについては、どのようなコメントをされていましたでしょうか?
気になります。
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
株の勉強さん、コメントありがとうございます。
カンファレンスの内容もおもしろかったので、もう少しくわしくまとめておかなければと思いつつ、いそがしくてまだ書けていません。
いずれ、くわしく書き足したいと思っています。いつになるかはわかりませんので、あまり期待しないでお待ちください。
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