失敗は必ず起こるのですが、過去の失敗から学んで二度と起きないように備えるのが人間の知恵というものですね。この中の原子力を見ると、いろいろ過去にも事故があったり、それを隠蔽しようとしていたりということも書かれています。1999年(発覚は2007年)には北陸電力滋賀原発で定期検査中にうっかり制御棒を抜いてしまって臨界状態にして、しかもそれを隠していたりといったことが書かれています。
話は変わって、メディアジャーナリストの津田大介さん(@tsuda)のツイートで副島隆彦さんがなんとこの時期に福島第一原発の入り口まで行っていたことを知り驚きました。
「副島隆彦さんの現地レポート。ただただ凄い、と思った。 / 副島隆彦(そえじまたかひこ)の学問道場 - 今日のぼやき(広報) http://htn.to/QRBkKp」
私は副島さんの主張を支持しているわけではありませんので、念のため。この時期に福島第一原発まで行く行動力がすごいといっているだけです。
3月28日に福島第一原発の周りで放射線量を測って回って、勝手に安全宣言している。原発にも入ろうとして止められている。さすが小室直樹の弟子。行動力がすごい。
副島さんは、GE社製の炉心冷却装置が動かなかったのは津波のせいではなくて、欠陥があったせいだという立場。東電は米グローバリスト、欧原発ビジネスの操り人形で日本の政治家を操って原発を開発してきたという立場。
副島さんは「1985年の日航機のジャンボ機が御巣鷹山に墜落した事件も、本当は、アメリカ空軍の練習機が、日航のジャンボ機を標的練習にして、誤って、誘導ミサイルを発射して、それが日航機の尾翼に当たって、それで錐(きり)もみ状態で、群馬県の山に墜落したのだ」と主張。
副島さんの主張が本当かどうか私は知りません。各自で判断してください。
津田さんのツィートはニュートラルで冷静なので好感が持てます。しかし世の中のジャーナリストには不勉強なまま、自分の意見を広めるためにメディアを利用するジャーナリストも少なくありません。他の人も同じように感じているようです。togetterにまとめられた京都大学ポスドクの五味馨さんの「(普通の)科学者と(三流)ジャーナリスト」という意見に対して京都女子大学の水野義之教授が賛同して次のようにつぶやかれています。
『「(普通の)科学者と(三流)ジャーナリスト」この背景には、論理思考の問題がある。科学者の頼りは自然の冷厳な論理の読解力。論理思考がないと簡単に間違う。もう一つ、人は騙せても自然は騙せないという現実。科学者はそこを教育され体験的に理解する。』
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