2009年11月14日土曜日

金融数理 第6回

離散伊藤公式、Doob Meyerの分解、非対称ランダムウォーク。
最後に小テストを行うので昨年より進み方は遅い。
次の小テストは11月26日、中間テストは12月3日の予定。
この授業を受けて気づいたことが二つ。①自分は確率が苦手、②自分は手計算が苦手。
小テストはそんなに難しくないのだが、いかんせん修論に時間を割いているので準備不足。
確率は時間をかけて丁寧に勉強したいところだが・・・。
意外に思う人もいるかもしれないが、(デリバティブをほとんど使っていない)投資信託の資産運用の実務において確率はほとんど使われていない。また、計算はコンピュータにやらせるので手計算をすることもほとんどない。
確率は実務とアカデミックを分ける壁の一つだと思う。日本の金融実務においてファイナンスの理論はほとんど活用されていない。そもそも(自分も含めて)日本の金融業界の人間は数字を扱う商売にもかかわらず数学に弱すぎる。たまに数学に強い人間が入社しても彼らの才能を活かせていない。
「日本の投資信託がなぜだめか」についてはいずれ整理したい。かといって外資系の投資信託や金融機関が優れているというわけではない。オレは外国株のファンドマネージャーを長くやったので外資系の金融機関や資産運用会社もたくさん見てきたが、はっきりいってたいしたことは無い(プレゼンだけはやたらうまいが)。
オレとしてはアカデミックの理論を実務に応用することで競争力を付けていきたい。

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