2010年8月23日月曜日

日本の経済学者

先進国も新興国も長期金利が急低下している。おかげでエマージングのドル建てソブリン債に為替ヘッジ付きで投資している私の投信もすごく儲かっている。そろそろ一回利食いで売りたくなるくらいだ。
ブラジルやロシアの3%後半というのは買われすぎの気がしないでもない。
アメリカの証券会社のエコノミストが「アメリカは日本みたいにはならない」とあいかわらず強気のレポートを出しているようだが、私には欧米も日本のここ十数年の動きをトレースしているように見える。アメリカが日本のようになるのかどうかは、これから証明されるのだが、どちらになるかは非常に興味深い。
欧米が日本経済の動きを追っているようにみえる現在というのは、日本の経済学者にとっては千載一遇のチャンスだと思う。日本で起きたことを厳密に分析して英語で発表すれば欧米の経済学者にとっては非常に興味深い物になると思う。
1920年代の世界大恐慌がケインズ経済学を生み出したように、日本の平成不況が新しい経済学を生み出すことを期待している。

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