2010年2月7日日曜日

コーチング

土曜日を丸一日つぶして親会社の「マネジメント研修」を受けてきた。

「マネージャーの役割」、「部下を知るコミュニケーション」、「チーム力を高めるリーダーシップ」について少人数のグループに分かれて議論したり、ロールプレイイングしたり。

丸一日費やして、おれのマネージャーとしての能力は向上したのか?
う~ん、なんだかなぁ。いろいろやった割には何も変わっていないな。

こういうのって、MBAのケーススタディをやった後に感じるものと同じ胡散臭さを感じるのだよなぁ。結局、『正解というものはないので、皆さんで考えてください』ということになってしまうのよなぁ。

内容が系統立っていない。準備された資料も”セルフアセスメント”という21項目のチェック表、”部下のデータベースを作るための質問”40問、チームビジョンを明確にするための質問例10問の3つだけでA4で6枚程度。この程度で、この研修にはいくら金がかかるんだろうな。

最後に参考文献ということでこの会社の社員が書いたコーチング関係の本がずらっと出ているが、タイトルが微妙に違うだけで中身は殆ど一緒なものを焼きなおして出しているんだろうなということが、タイトルを見ただけで想像できる。丸一日かけてこんなことをするより、このなかのどれか一冊(どうせ中身は同じなので)を配ったほうが効率的なのでは。

今日のコーチ(41歳)が元コンサルと最初に聞いてしまったのも影響したかも。コンサルと聞いただけで胡散臭さを感じてしまうのよね。社会におけるコンサル会社の存在意義をまったく感じられない。まあ、オレが偏っているんだとは思うが。

前に古本屋で買ったまま、ツン読になっている『ザ・コンサルティングファーム 企業との危険な関係(Dangerous Company)』でも読んでみるか。

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