2010年2月15日月曜日

吉田松陰 世に棲む日日

今回の大河『龍馬伝』は面白い。映像の緊張感からして『天地人』と全く別次元。福山もなかなかがんばっている。

本屋に行くと龍馬関連の本がずらり。でも、俺はひねくれているので龍馬関連は買わないで、かわりに司馬の『世に棲む日日』全4巻を買った。先々週の龍馬伝で生瀬演じる吉田松陰が出てきて黒船に乗り込もうとするのを見て、一度吉田松陰をきちんと把握しておきたいと思った。

世界史を取った関係でこのあたりの日本史は弱いのよね。俺は山口県出身というそれだけの理由で吉田松陰に前から興味があった。明治維新前後は長州が活躍するのでなんとなくうれしい。松下村塾跡は修学旅行で行ったし、そのとき吉田松陰の小さい銅像を買って今でも田舎の部屋に飾ってある。山口県人は吉田松陰が好きである。でも、俺は彼が何をしたかよく知らない。

『世に棲む日日』はいきなり「長州の人間のことを書きたいと思う。」と始まる。おおっ、期待が高まる。最初は幼少時代の松蔭にたいする凄まじい教育の話が書いてある。「松蔭というこの若者は長州藩によって純粋培養された」そうだ。ということで、当面の気分転換は吉田松陰。

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