2010年2月19日金曜日

口述試験の日も雪だった

     
左はICSが入っている学術総合センターの模型、中央は4階まで吹き抜けになっているロビー、右は6階の第1教室。
俺の口述試験は3日目の最初。早めに8Cの部屋に行くと部屋の中央に2メートルくらい離れて机が向かい合わせで置いてあり、先生の椅子2つと生徒の椅子1つが置かれている。まるで取り調べを受けるかのよう。
座って待っているとにこやかに大橋先生がいらっしゃった。始まる前に俺の仕事のことなどを聞いていただき、和やかな雰囲気に。それから伊藤先生がいらっしゃる。
 ( ̄◇ ̄;) アレッ・・・。中村先生ではないのか・・・。ということで、完全に読みは外れた。
大橋先生、伊藤先生ということで終始フレンドリーに進む。Epstein Zin効用を使う意味、VARの定数項に状態変数の平均を使う意味、テイラー展開による近似の精度、為替リスクの解釈など、ほぼ想定内の質問が10個前後続く。必死に覚えた式展開は一切聞かれなかった。まあ、いいけど。基本的には、自分が書いた内容をちゃんと理解できているかどうかチェックするというのが目的のような感触。
ただ、最後に大橋先生が「端的にいってしまうとCampbell et al.の手法そのままで、データを変えただけといってもいいですか」と聞かれて、ハイと答えた。そうです。私の論文にはオリジナリティが欠けています。残念だけど事実です。これが今の私の精一杯です。
かなり時間があまりそうなペースで、最後のあたりは、伊藤先生が無理無理、質問をひねり出すというという感じ。大橋先生は、論文を読んで質問をノートに準備してきた模様だったが、伊藤先生はパラパラと眺めただけという感じだった。
ということで、やや拍子抜けするほどあっさりと終わってしまった。でも、これは担当教官によるみたいだ。中村先生、中川先生、三浦先生に当たった人は相当突っ込まれたらしい。本多先生の話は聞かなかった。担当教官でこれだけ違ってくると、全体としての評価の整合性はどうなるのかという点は気になるが、まあ、もう終わってしまったことで、もう、どうでもいい。
そうだ。本当に全ては終わったのだ。終わった!終わった!終わった! \(^◇^)/
我々は最後まで戦い抜いて、勝利したのだ・・・(たぶん)。
しばらくは、だらだらとのんびりしたい。
『世に棲む日日』の続きを読もう。これ、おもしろいです。お薦めです。
ブログのタイトルもかえようかな。『ゴルフと金融工学の勉強』にしようかな。

2 件のコメント:

f019 さんのコメント...

こちらも、ようやく終了しました。口頭説明を始めると、意外と時間が経つのが早く感じられ、正直「あっという間」でした。「突っ込みが足らないよね~」といったご指摘もごもっとも。兎に角、終わりました。とりあえず、お疲れ様でした。ゴルフでご一緒できるのを楽しみにしております。

J.S.エコハ さんのコメント...

f019さん、

お疲れさまでした。いやー、終わりましたね。ICSからの緊急呼び出しもないので、とりあえずはOKなのだと思っています。

ゴルフは今年の前半に集中して練習して、みなさんの足を引っ張らない程度にしておきたいと思います。

よろしくお願いします。