2009年12月12日土曜日

ニール・ラーセンのジャングル・フィーヴァーとハイ・ギア

修論のBGMに上原ひろみを聴いてきたが、さすがに飽きてきて何か他にいいのはないかとCDの棚を探した。ボーカルがあると気が散るのでボーカルのないものを探していると懐かしいCDが出てきた。それがニール・ラーセンのJungle FeverとHigh Gearの2枚。

普通はJazz/Fusionに分類されるのだろうが、私はロックとして聴いている。なかなかジャンル分けの難しい音楽でそれだけにセールス的には不利だろう。この2枚は本当に傑作だと思う。その後の「ラーセン・フェイトン・バンド」や「Through any window」が今ひとつなので余計にこの2作の良さが際立つ。

ラーセンのオルガンとフェイトンのギター(ほとんどジミヘンだが・・・)、他も一流ミュージシャンで言うことは無いが、この2作は楽曲がいい。特にHigh Gearのオルガン・ソロはラーセンのベスト・プレイだと思う。どうやったらあんなメロディーを作れるのだろうと感心してしまう。

天才ミュージシャンがものすごく努力したとしても、全てのアルバムを傑作にするということは不可能なわけだが、天才に何らかの偶然が作用して神懸った状態となり音楽的な奇跡と呼べるアルバムができることがある。多分、そのときはむしろ本人たちはあまり努力しなくても勝手にできてしまうという感覚だと思う。

私にとっての音楽的奇跡としてのアルバムは、マーヴィン・ゲイのWha's going on、ダニー・ハザウェイのExtension of a Man、プリンスのParade、ビーチボーイズのPet Sounds、ビートルズのSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band、レッド・ツェペリンのⅡ、キング・クリムゾンのLarks' Tongues in Aspic、山下達郎のRide on Timeなどであるが、ニール・ラーセンのこの2枚もそれらに含まれる(まあ、皆さんそれぞれ意見はあるでしょうが)。

人間、だれでも一生のうちで何回かは神懸りの状態になるんじゃないでしょうか。そのときにうまくチャンスを掴めるかどうかで人生も変わるかもしれない。

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