2010年4月10日土曜日

ファイナンスのための確率解析2(シュリーヴ)

 

連続時間の数理ファイナンスの教科書の決定版だと思う。訳者も書いているが「どこまで深入りすべきかの見極めが見事」である。ファイナンスに必要な確率解析という内容に上手に絞り込まれている。また、数式の展開も途中を省略しないで丁寧に書かれていることが特徴である。金融工学の本は著者の出身分野によって工学系(ルーエンバーガー、ダフィーなど)と数理ファイナンス(数学、特に確率論)系(藤田など)に分かれると思うが、この本は数理ファイナンス系の中でベストだと思う。
ICSの同期でこの本の輪読会を計画している。この本を完全制覇できれば、実務で必要な基礎は完璧だと思うし、学会の論文を読むときにも不自由しないだろう。

0 件のコメント: