2010年9月14日火曜日

ザ・クオンツ 他



久しぶりにoazoの丸善に行って、本を買う。年金の本を買いに行ったのだが、ついでに他の本も買った。The Big Shortはもう翻訳が出ていたんだな。帯がすごいね「ムーディーズもゴールドマンもくそくらえ」(笑)。
帰りの電車でさっそく『ザ・クオンツ』を読み始める。それにしても『ザ・クオンツ』の副題が「世界経済を破壊した天才たち」。英語では"How a new breed of math whizzes conquered Wall Street and nearly destroyed it."なので、明らかに意図的に意味を変えてある。直訳すれば「どのように新種の数学の達人がウォール街を征服し、そしてそれをほぼ破壊しそうになったか。」なので意味が全然違う。まあ、この方がインパクトがあって本が売れるんだろうが、ここに出てくる天才が世界経済を破壊したわけではないし、そもそも今回の危機の原因をクオンツのせいにするのは間違っているので、この副題は問題だろう。とにかく原因を正しく特定化しないと処方箋も有害なものになる。
じゃあ何で買ったのかというとジム・シモンズとポール・ウィルモットが出てくるから。まあ、この手の本は読み物として楽しければいいわけです。

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