有名なこの写真、実は合成だと知っていますか。つまり、胴体はそれぞれ別の人。
今日は、久しぶりに修論に集中できて少し進めたので、休憩にプリティ・ウーマンを見る。大金持ちと貧乏人(売春婦)の恋。リチャード・ギアは買収ファンドを運営しているようで買収交渉の場面などがある。アメリカの上流階級の雰囲気、ポロのシーン、高級ブティック、高級ホテルなど庶民はあまり見ることのできない世界を楽しめる。まあ、あまり細かい内容を議論する映画ではない。
個人的には大金持ちが金にものを言わせて好き勝手をするというジャンルの話は結構好きだ。非日常的感覚を味わいたくて映画を見るのだから、貧乏人同士のちまちまとした話よりは、スケールの大きな一種のファンタジーを見せて欲しいと思う。
リチャード・ギアはひたすらかっこよく、ジュリア・ロバーツはひたすらかわいい。
この映画には個人的な思い出がある。ESADEでの外国語(つまり英語)の授業でこの映画が使われたのだ。イギリス人のかわいい女性の先生に、映画のなかのせりふのoccupational hazardはどういう意味かと聞かれて答えられなかったことを今でも覚えている。スペイン語のMBAの授業に四苦八苦で僕の英語の力がどんどん落ちていくのを心配してくれていた。
映画の中でロバーツは高級ブティックの店員に「ここはお前のいる場所ではない」といわれて傷つく。それを知ったギアが今度は金に飽かして最高の服とサービスを彼女に与えるようにさせる。アメリカでは本当に金があれば何でも手に入るのだなという気がしてくる。そのシーンであのイントロとともに流れてくるのがロイ・オービソンの名曲 オー・プリティ・ウーマン。
ロイ・オービソンはジョン・レノン、スプリングスティーン、エルビス・コステロ、山下達郎などに影響を与えた伝説のミュージシャン。火事や事故で妻子を亡くしており、悲劇的な人生を送っている。彼のCryingを聞くと本当に泣けてくる。
この映画でスーパースターの仲間入りしたジュリア・ロバーツは、その後「ノッティングヒルの恋人」において今度は逆の立場で、自分がスーパースターの金持ちで相手が貧乏人のヒュー・グラントという役を演じている。こちらの映画はあまり金の力で解決するということはなく、落ち着いた、さわやかな恋愛映画に仕上がっている。ちなみにTVで放送されたときの吹き替えに僕の大学時代の友人の役者がちょい役で声優をしている。
2009年10月17日土曜日
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