ブルームバーグ、ウエスタン、シティ合同の為替セミナーに参加後、丸善にによって上の本を買って帰る。解析概論は買う気はなかったのだが、全面的にTeXで書き直されていて、圧倒的に読みやすくなっていたのでつい買ってしまった。一冊は会社に据え置きにしよう。
証券アナリストジャーナル編集事務局の方に指摘されて知ったのだが証券アナリスト検定会員の場合、証券アナリストジャーナルのウェブサイトから、右上の「マイページ」にログインすれば、過去の論文が無料で見たり、ダウンロードできるんだね。知らなかった。400円取られるものだと思っていた。
ということで、さっそくいくつか読んでみる。2009年3月号の「クオンツ流動性危機後の資産運用 -計量投資アプローチのこれから」はゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの長澤さんと内山さん。さすがに、自社の「グローバル・アルファ」が大やられしただけに、的確な分析がなされていて興味深い。
クオンツ危機は市場で「集中度」が高まったことで発生した。したがって今後は(1)低集中、高独自性ファクターの開発、(2)ポートフォリオ構築方法の再検討、(3)リサーチ活動への継続的投資が必要と結論づけている。
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